日本では平成から令和の時代に変わりました。台湾でも新元号のニュースはトップニュースで報じられるほど注目度の高いニュースでした。
さて、日本では昭和や平成のように日本独自の元号が使われていますが、台湾で使われている「民国」という元号をご存知ですか?今日は台湾の元号についてご紹介します。
民国(民國)とは
民国紀元(みんこくきげん、繁体字中国語:民國紀元・民國紀年)は、中華民国が成立した1912年を紀元(元年)とする紀年法である。(Wikipediaより)
それ以前は「民前」または「民國前」と表します。1911年は「民前一年」、1910年は「民前2年」と表されます。
上記サイトで自分が何年か確認できます。
「民國」表記を使う国
かつては中国大陸で民国紀元が使用されていたが、現在では中華民国政府が実効支配する領土の台湾、澎湖、金門、馬祖で西暦とともに使用されている。(Wikipediaより)
ということで、「民國」は台湾独自の元号と言えます。
台湾では生活の中で「民國」の表記が使われることがほとんど
日本がそうであるように、台湾でも公式な書類や新聞、食品の賞味期限、IDカード、保険証など、民国紀元で表記されているものがほとんどです。台湾旅行で食品を買った際の有効期限がとっくに過ぎている!!!とびっくりすることもあるかもしれませんが、消費・賞味期限が西暦か民国紀元かを間違えないようにご注意ください。
台湾人はほとんど「民國」を使う
台湾人が友人や知人と会話をするときにはたいてい「民國」を使います。西暦を答える人はあまりいません。相手が外国人と分かれば西暦で話す人はいると思いますが、台湾人どうしではほぼ「民國」が使われます。
例:
A:「你是幾年次的?」(あなたは何年うまれですか?)
B:「我是〇〇年次的.」(私は〇〇年です)
Aの言葉に「生まれ」という語句は入っていませんが、これで通じます。
西暦から「民國」への換算の仕方
1911年から使われている元号なので、単純に「西暦-1911」で計算できます。今年が何年かは「2019-1911=108」ということで今年は「民國108年」です。誕生した年を計算したいときは生まれた年から11を引くと簡単です。例えば1985年生まれであれば、「85-11=74」ということで「民國74年」の生まれということになります。
台湾で生活されている方の参考になれば幸いです!