台湾旅行などで食後のフルーツとして出されることも多いグァバ。日本ではあまりなじみがないですが、台湾ではとても頻繁に食べられるフルーツです。今日は台湾のフルーツのグァバ(芭樂 bā lè ばーらー)についてご紹介したいと思います。
ビタミンCが豊富なグァバ(芭樂)
グァバの概要
形は球か洋ナシ型で、直径3-10cmほど。皮は薄くてきめが細かく、色は薄い緑色から黄色、成熟期には品種によってピンクや赤になる。強い特徴的な香りをもち、白か橙色の果肉の中には、小さくて固いたくさんの種子がある。なお、種子を多く摂取すると腹をくだす。ビタミンA、B、Cが豊富。
葉に含まれるポリフェノールは、α-マルターゼによるデンプンの分解を抑制し、糖の吸収をおだやかにし、血糖上昇を抑制する作用があり健康茶(グアバ茶)に使われる。特定保健用食品の許可がある製品も存在する。
(Wikipediaより)
グァバの旬
グァバは台湾では一年中出回っていますが、9月~11月が旬です。
グァバの種類
中山月芭樂・日茂月芭樂・宜蘭芭樂・梨仔芭樂・泰國芭樂・20世紀芭樂・珍珠芭樂・水晶芭樂・台農1號(帝王芭樂)・台灣紅肉番石榴(芭樂)・宜蘭紅肉芭樂・燕巢彩虹芭樂と台湾のグァバだけでもたくさん種類があります。
台湾のグァバの産地
全国各地で生産されていますが。宜蘭、南投、彰化、雲林、嘉義、台南、高雄、屏東等での生産がさかんです。
グァバの中身
こんな感じで中に種がたくさん詰まっています。この中心の部分が甘く、種は小さいので食べられますが、種は結構堅いので取り除いて食べた方が食べやすいですが、取らずに食べても問題ありません。私は種をそのまま食べてしまいます。
グァバの味
私の友達が台湾に来た時にグァバを食べさせたら「味のない梨のようだ…」と言っていました。つまりそういうことです。マンゴーのような甘みのあるフルーツではないので、台湾に来てあえてグァバを食べるという人は少ないかもしれません。でも、グァバにはまるとあの味がやみつきになります。私はグァバが好きなので、よく食べます。
グァバの効能
グァバはとにかくビタミンCが豊富に含まれています。その量柑橘類の4倍です。ビタミンCが豊富なので、免疫力向上、癌予防、美肌効果、疲労回復などが期待できます。また、便秘改善の効果もあります(胃腸が弱い方は種を食べるのは控えた方がいいです)。というわけで、味を楽しむのもそうですが、台湾の人は健康を意識して食後のフルーツしてグァバを積極的に食べる人も多いのです。
グァバの選び方
・皮は淡い緑色から黄緑色がよい
あまりにも緑色が濃いとまだ熟していないので、渋いことがあります。
・表面がデコボコしているもの
あまり平らなものは甘みが少ないことがあります。
・お尻の部分が比較的小さいもの
「比較的」というのがポイントです。広いものは熟しすぎて柔らかい可能性がある。閉じすぎているのはまだ熟してない可能性がある。
・持った感じがずっしり重いもの
グァバの変わった食べ方
甘草芭樂
スイカに塩をつける」「トマトに砂糖をつける」ような感覚で、グァバに漢方薬の一種である甘草の粉をつけて食べる方法があります。夜市などで販売しています。ほのかに甘くグァバがおいしくなります。
店舗ではなく、露店で売っていることが多いです。
私が食べておいしいと思った甘草芭樂は四平街にお店があります。
原郷人甘草芭樂
台北市中山區四平街84號1樓
営業時間:12:00〜20:00(朝早くはやっていないのでご注意ください)
定休日:日曜日
グァバを使った加工品
グァバジャム
さわやかなグァバの香がするジャムを台湾のおみやげにいかがですか。
陳記百果園のグァバジャムはお土産におすすめです。
沖縄からのお取り寄せはこちら。
ドライグァバ(芭樂乾)
ドライグァバは甘草につけたものを乾燥させているものが多いので、ほのかに甘くお茶うけにピッタリです。個人的にはドライマンゴーよりもドライグァバをお土産に押したいくらい好きです。コンビニやスーパー、迪化街でも売ってますので、ぜひお試しください。
グァバジュース(芭樂汁)
こちらはとっても甘い飲み物です。グァバが甘くないからとジュースも甘くないんだろうと思っているとびっくりします。ネクターみたいなねっとり甘いのみものです。こどもは好きだと思います。
日本にいながら台湾産のジュースもおとりよせ可能です。
グァバの葉茶
今回初めて知りましたが、グァバの葉は血糖上昇を抑える効果があるそうです。