来週の9月13日は中秋節(zhōng qiū jié)です。日本ではススキを飾ってお団子をお供えして食べる文化があると思います。では、台湾人はどのように中秋節を過ごすのかご存知でしょうか。今日は台湾の中秋節の文化をご紹介します。
台湾の中秋節の過ごし方
中秋節とは
日本では十五夜といいますね。その名の通り旧暦の8月15日を指します。毎年大体9月の中旬頃。もともとは秋の収穫をお祝いし、神様に感謝する日を旧暦の8月15にちとしたようです。中華圏では中秋節は祝日になります。
台湾の中秋節といえば
①月餅
②文旦・柚子
③焼肉(烤肉・BBQ) で間違いないと思います。
①月餅
こちらは中国からの文化ですね。中秋節には月餅を食べて月を眺めるという文化。中秋節ではお世話になっている人に月餅を贈り合う文化があります。月餅は家族団らんの意味があるようです。一口大に小さく切ってみんなで少しずついただきます。
月餅はデパートやスーパーなどでは一年中売っていますが、ホテルなどのベーカリーでは中秋節のこの時期にだけ特別に扱っているところがあります。おすすめの月餅について書いた別の記事がありますので、月餅に興味があるかたはご覧ください。
②文旦・柚子
photo by Chen Liang Dao 陳良道
日本でいう文旦です。台湾では「柚子」というほうが多いです。同じものを指します。中秋節の時期になると果物屋さんにたくさん並びます。お菓子以外にに柚子を贈るという方も多いです。台湾人の家に行くと柚子が10個、20個と並んでいるという現象を目撃するかもしれません。柚子は黄色くなるまで一か月ほど保存が可能です。
台湾人は柚子の皮で帽子を作ったり、柚子に絵をかいたりして中秋節を楽しみます。
photo by KELOLO
③焼肉(烤肉・BBQ)
なぜか、台湾では中秋節にBBQをする文化があります。以前はなかったようですが、最近は中秋節=焼肉(烤肉)というほどその文化が定着しています。月を見ながらみんなで烤肉(BBQ)をするというのが始まりだと思います。この時期のスーパーはこぞってBBQ特集をしていて、網や炭が売られています。といってもBBQの準備は面倒なので、人によっては焼肉屋さんにいって焼肉をして過ごす人もいます。もうなんだかよくわからない文化になっていますが、友達や家族とわいわい過ごすのが台湾風ともいえると思います。中秋節の頃に台湾にいると道端でBBQをしている人たちを見かけ、焼き肉屋が以上に混んでいるのを目撃するかもしれません。
photo by Horace Ya
皆さんは十五夜をどのように過ごす予定ですか?私は9月13日は台北の家族でBBQをする予定でいます。では、大家中秋節快樂!!