毎年中秋節のこの時期になるとベーカリーやお菓子屋さんで月餅を販売します。台湾式の月餅は一年中販売していることがありますが、8月の下旬ごろに台湾にいらっしゃる際にはぜひ月餅をお土産にいかがかと思い記事にしました。
月餅のあれこれとおすすめの月餅
月餅の種類
一口に月餅と言ってももともと作られた場所によって京式月餅、廣式月餅、蘇式月餅、台式月餅、滇式月餅、港式月餅、潮式月餅など実は様々な種類があります。
日本で一般的に知られているのは港式月餅または廣式月餅と呼ばれる月餅です。
月餅の味
実は月餅には様々な味があり、XO醤、金華ハムなどのしょっぱい系、小豆・棗・蓮の実・パイナップル・柚子など甘い系、お茶やコーヒー味などがあります。月餅は十五夜に食べられるものなので、月餅の中にアヒルの卵の黄身の塩漬け(鹹蛋黄)が入っているのも一般的です。
月餅のカロリー
月餅は油と砂糖が多く使われるので、なかなかハイカロリーです。卵の黄身が2つ入っている廣式月餅は一つで790カロリーもあるそうです。廣式のクルミとなつめの月餅は485キロカロリー、台湾式月餅の綠豆椪は363キロカロリーだそうです。
ハイカロリーではありますが…月餅は6または8等分にしていただくのが一般的なので一年に一回の中秋節の季節にはダイエットを気にせず召し上がっていただきたいです。
月餅の保存方法
月餅の保存期限はだいたい1か月程度ですが、冷凍することで長期保存が可能です。食べるときに冷凍庫から出して自然解凍でおいしくいただくことができます。月餅を贈り物として大量にいただいたなどは冷凍保存がおすすめです。
おすすめの月餅
どこの月餅を食べても大きく外れることはなくおいしいですが、私が食べておいしいと思った月餅をご紹介します。
※ホテルの月餅は中秋節の季節には電話やネット予約も可能です。グランドホテルのオンラインショップは中国語のみです。アンバサダーホテルのオンラインショップでは日本語での注文が可能です。直接ホテルに行って予約することも可能です。
①圓山大飯店(グランドホテル)の月餅
8月の末にはホテルで直接購入可能ですが、限定生産のため中秋節の2週間ほど前には売り切れてしまいます。絶対食べたいときには予約が必要な月餅です。私はここの棗の月餅がおいしいと思います。箱もきれいで贈り物にもぴったりですよ。味が選べないのが難点ですが、どの味の月餅もおすすめです。
②國賓大飯店(アンバサダーホテル)の月餅
アンバサダーホテルの月餅も味は選べないのですが、毎年全部甘い系で統一されているので、日本人としては買いやすいと思います。箱も凝っているので、贈り物にもぴったりです。こちらも中秋節の1週間前には売り切れてしまうので(今年は出遅れてしまい売り切れていました…)早めに予約・購入することをおすすめします。
③義美食品の月餅
義美食品は台湾の食品メーカーです。義美の月餅は価格も比較的リーズナブルなのですが、月餅特有の脂っこさが控えめで、日本人にとっても食べやすい月餅でおすすめです。
台湾式月餅のおすすめ
台北犁記餅店
多くの方が紹介している名店ですが、私もここのお店のお菓子はおいしいと思います。中秋節の季節になると贈り物を買い求める台湾人で行列、入店規制がかかるほど台湾の人にも人気のお店です。上の写真は蛋黄酥、下の写真は緑豆小月餅です。この緑豆小月餅がおすすめです。こちらの店舗では日本語でネット予約も可能です。
中秋節限定の味をぜひお召し上がりください‼
台湾の中秋節をご紹介した記事はこちらです。