こんにちは。台湾にいると年末だということを忘れます。どんどん台湾人化が進むUBです。今日はシリーズでご紹介している台湾の野菜シリーズ第3弾、台湾の野菜:秋編をお届けします。
台湾の野菜:日本では秋が旬の野菜
台湾に秋はあるの?という話ですが、11月頃に一瞬涼しくて天気がよくて快適な季節があります。ここでいう秋とは9月~11月としてご紹介します。
日本の旬 |
台湾の旬 |
中国語名 |
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かぼちゃ | 夏から秋 | 南瓜 |
ゴボウ(秋冬) | 冬 | 牛蒡 |
さつまいも | 秋から冬 | 番薯 、地瓜 |
さといも(秋冬) | 秋 | 小芋頭 |
タロイモ | 秋 | 芋頭 |
ゆりね | 夏 | 百合 |
レンコン | 夏から秋 | 蓮藕 |
マコモダケ | 春から夏 | 茭白筍 |
オニビシ | 秋 | 菱角 |
栗 | 秋 | 栗子 |
かぼちゃ(南瓜)
台湾にある一般的なかぼちゃは写真のようなカボチャで、日本のかぼちゃよりも皮が黄色く、水っぽい種類です。ここ数年で日本のような緑のカボチャも栽培されるようになってきました。台湾では「栗子南瓜」といいます。台湾でも一年中手に入りますが、夏から秋にかけて旬を迎えます。
ゴボウ(牛蒡)
台湾でゴボウは実はそんなにポピュラーではありません。日本ほど好まれていないように思います。台湾では牛蒡絲というサラダ?前菜?で食べられることが一番多いように思います。ゴボウ自体はスーパーで手に入りますが、いつでも売っているわけでもありません。台湾の旬は冬です。
さつまいも(番薯 、地瓜)
台湾ではサツマイモは一年中手に入ります。にほんのサツマイモよりも少し水っぽい種類のさつまいもですが、甘くておいしいです。紫のサツマイモもあります。最近は日本のようなほくほく系のさつまいもも見かけるようになりました。「栗子地瓜」と書いてあるのはほくほく系サツマイモです。さつまいもは一年中売っていますが、秋から冬にかけて旬を迎えます。
さといも(小芋頭)
台湾ではさといもは比較的手に入りにくい野菜です。秋の大体10月から11月にかけて伝統市場などで売っているのを見かけます。期間限定の味です。
タロイモ(芋頭)
日本ではあまりなじみのないタロイモですが、台湾ではお鍋に入れたり、ケーキのクリームに入れたり(紫色のクリームになります)、甘く煮てデザートにしたりといろいろな料理に使われます。お土産に人気の芋頭酥とはタロイモケーキのことです。一年中売っていますが、秋が旬ということです。
ゆりね(百合)
日本では茶わん蒸しなどに使われるゆり根ですが、台湾ではデザートの甘いスープに入れたり、炒め物の材料として使われます。台湾で手に入るゆり根の多くは日本からの輸入品ですが、台湾でも栽培されており、6月頃収穫されるそうです。
レンコン(蓮藕)
日本では秋に旬を迎えるれんこんは台湾では夏から秋にかけて旬を迎えます。スーパーでは処理済みのレンコンが売られていますが、伝統市場では泥がついた状態のままうられていることも珍しくありません。
ちなみにデザートやお菓子に使われる「蓮子」というのは、蓮の実になります。
マコモダケ(茭白筍)
マコモダケは日本でも栽培されていますが、そこまで一般的な野菜ではないように思います。台湾ではスーパーで手に入りよく食べられる食べ物です。筍に近いような食感と味の野菜です。台湾では春の終わりから夏の終わりにかけて旬を迎えます。
オニビシ(菱角)
オニビシ(菱角)とは水田の中で育つ植物のみで、温かい気候の元で育つ植物のようです。私は日本では見たことがありませんが、台湾では秋から冬にかけて街かどで火を通したものが売られています。(焼き芋などと一緒に売っていることが多いです)この黒い皮をむいて中の白い実を食べます。栗のようなほくほくした触感がおいしい食べ物です。
栗(栗子)
秋から冬になると台湾でも天津甘栗を露店で売っているのを見かけます。台湾でも栗が栽培されていますが、スーパーでみかけると中国からの輸入品も多いように思います。
次回は冬編を書きたいと思います。
台湾の野菜を調べるときにご活用ください。
日本では春が旬の野菜編はこちら
日本では夏が旬の野菜編はこちら