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台湾現地妻による台湾情報ブログ

台湾の小学生の夏休み事情

こんにちはUBです。

今日は台湾の公立学校に通う小学生の夏休み事情を書こうと思います。

 

台湾の小学生の夏休み事情

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夏休みの期間

台湾の小学校の夏休みは、7月と8月まるまる2か月あります。2020年の今年はコロナウイルスの影響で、冬休みを2週間延長しているので、例外的に夏休みも14日間短縮され、7月15日から8月30日までとなりました。

 

今年の我が家の夏休み事情

さて、この夏休みをどう過ごすか…?

例年であれば我が家は夏休みを利用して1か月程度日本に帰ります。子供たちの日本語能力向上と、私の両親や親戚に会うためです。ところが、今年はいまだに日本行の決断が着きません。というのは、私の実家があるあたりは感染者がほとんどいないので、帰ってしまえばさほど心配ないのですが、空港や飛行機がまず心配です。

そして、台湾はまだ鎖国中ですし(近々条件付きで開国するという噂はあります)、海外から入境した場合に何日間隔離が必要なのかもまだ発表されていません。私が心配なのはこの「隔離」です。子供と14日間家に隔離は私にとっては恐怖でしかないので、健康の心配と隔離のストレスを考えると台湾でおとなしくしているほうがいいと考えています。

 

というわで、この1か月半の夏休みをどうするかと考えるわけです。

 

最近は日本もそうですが、台湾の7月8月は暑すぎて、日中に外で遊ぶのは結構過酷です。付き添う私もきついです。

 

台湾の小学校の夏休みの宿題

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夏休みの宿題については、学校やクラスの担任によって異なると思います。

私の子供のクラスの先生は、長期の休みに1枚「長期休みの思い出」を書かせるだけです。普段は毎日山のように宿題があるのに、この落差に最初は驚きました。

夏休みの家庭学習は完全に親の手にかかっています

 

台湾の小学生の夏休みの過ごし方

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1、家庭で過ごす

これは日本でも同じですね。各家庭の考え方で変わると思います。旅行に行ったり、家庭学習をしたり、普段から宿題や習い事でいそがしい台湾の小学生なので、のんびり過ごさせる家庭も少なくないと思います。

 

2、学校の夏休みクラス

台湾の公立小学校では、長期の休みも学校で放課後倶楽部のような預かりがあります。他の場所より安価に毎日子供を預けることができます。自由に遊べて、あまりい勉強には力を入れていないようです。

 

3、学校のクラブ活動

学校にはその学校ごとに運動や音楽のクラブがあり、長期の休みには毎日のように練習があります。クラブに所属している子はその活動に忙しくすると思います。

 

4、各種サマーキャンプ(夏令營)

台湾では、夏休みになんらかのサマーキャンプに参加する子が大半だと思います。学習塾やスポーツセンター、科学館、天文館などありとあらゆる施設が小学生を対象としてしたサマーキャンプを開催します。一日単位のものから、1週間、宿泊ありのキャンプなど、期間も様々です。

そのサマーキャンプの内容にもよりますが、結構いい値段がします。私が子供を預けている塾の一日遠足は、1000元(約3600円/日/人)です。

台北市のスポーツセンターのサマーキャンプ(運動中心)には、一日のうちにバスケット・卓球・バドミントンができるものもあります。体力を持て余した子を預けるとクタクタになって帰ってくることでしょう…。

小学生対象のサマーキャンプは大抵が親は同伴なしです。

夏の間に興味がある分野のサマーキャンプに参加して普段できないことを経験できます。

 

私の愚痴および勝手な考え

人気のサマーキャンプは割と早い段階で満員になってしまうので、いろいろなサマーキャンプに行かせようと思うと、親は5月のこの時期から情報収集をして、スケジュールを組んで、予約して…とまるで秘書のように動く必要があります。

 親の経済状況や考え方で夏休みの過ごし方はだいぶ変わると思います。全く漢字の書き取りをしないと、夏休み明けに差が広がるのではないかと思い、私は練習ドリルを買って子供にやらせています。夏休みの機会に日本語の書き取りも練習させています。

 

幼稚園から小学生に上がる時

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台湾では、幼稚園から小学生に上がるときにABCや数字の書き取り、注音をマスターしている子が大半です。小学生にあがると国語で注音の勉強が始まり、教えるスピードが速いので、小学生に上がった途端に勉強に挫折しないよう、小学校に上がる前にマスターさせる風潮があります。

そのため、幼稚園を卒園して小学校に入学する夏休みは大半の子が、私立幼稚園や学習塾で行う「先修班」と呼ばれる注音練習クラスに通います。

 

私個人としてはそこまでしなくても中国語の本を読んでいたら大体習得できるのでは?と思っていますが、この先修班はそもそも鉛筆をもって書き取りをする練習になるのかな。と思って自分の子供も通わせる予定です。

 

 

夏休みに日本も台湾もないと思いますが、親って大変ですね。台湾は塾でお弁当や給食を出してくれたり、遠足で昼食持参の場合でも、腐りにくいパンを持って行く子が大半(これ、私が極度のものぐさなわけではなく、本当ですよ。)で、お昼を考えなくていいのが日本より楽な点かと思います。

 

夏休み、子供が楽しく、私は樂に過ごせるように、お金と相談しながらサマーキャンプの予約をします。