こんにちはUBです。
今日は台北市でカブトムシが観察できるスポットをご紹介します。
台北市内でカブトムシが観察できる:虎山親山歩道
わが家の子は生き物が好きで、その中でも昆虫に興味があります。
私自身も昆虫の奥深さに魅せられていて、触るのも抵抗がないので、家ではカブトムシやクワガタも飼育しています。
でも、家で飼育しているカブトムシより、やっぱり自然の中にいるカブトムシの方が魅力的です。台北市内で確実にカブトムシが観察できる場所があるのをご存知ですか?
それはなんと台北で一番都会の信義区にあります。「松山慈恵堂」というお寺の側にある「虎山親山歩道」という舗装されたハイキングコースの中でカブトムシが観察できます。このカブトムシは自然の中で生活していますが、ハイキングコースを管理している方々によって、個体数が数えられています。
毎年6月から7月にかけて「虎山獨角仙季(虎山カブトムシシーズン)」として、多数のカブトムシを観察できます。
交尾中のお二匹。
カブトムシの観察地点への行き方
ハイキングコースはいくつか入り口があるのですが、カブトムシを観察するのに一番わかりやすく近道なのは松山慈恵堂の脇にあるハイキングコースから入っていく道です。
この看板が目印です。
(ちなみに四獣山というのは、101がよく見える「象山」、「獅山」、「豹山」とこの「虎山」を指しています。)
上の写真の看板の陰にある、この階段の方に進みます。
5分ほど歩くと下の写真の看板があります。ここで道が分かれています。カブトムシはこの分かれ道の階段を降りたところにいます。
看板が見えたら下の写真の階段を下りて下さい。
するとカブトムシのいる木があります。ちなみに日本でカブトムシがいる木と言えばクヌギやコナラですが、台湾では「光蠟樹(グァンラースー)日本語名:シマトネリコ」という木にいるそうです。
ハイキングコースは階段もすくなく、歩きやすいので、3~4歳くらいであれば一人で歩けると思います。
松山慈恵堂からカブトムシのいる木までは子供の足で10分~15分くらいです。
階段を下りて進んでいくとカブトムシについて書いてある看板があります。
上の写真の看板には「かぶとむしを捕まえないでください」と書いてあります。何となく看板から怒りを感じるのは私だけでしょうか。自然に生きていて、ひと夏しか生きられず、個体数も数えられているカブトムシです。捕まえるのはルール違反なのでやめましょう。
虎山で観察できる虫や植物
4月~5月にかけては蛍も観察できるそうです。
トカゲ?ヤモリ?
クモ
素晴らしい色の毛虫
セミの抜け殻も簡単にみつかります。
中秋節に食べられる柚子(ヨウズ)の木
カブトムシの木のところからもう少し先に進むと休憩できる椅子があり、101が見えます。
台湾の夏は暑くて「ハイキング!?え、正気なの?」と言いたくなりますが、たまには汗を流しながら虫や木を観察して歩くのも気持ちがいいものです。私は6月下旬の週末に行ったのですが、家族連れやカップル、老夫婦もハイキングしていました。
紹介するのが遅すぎて今年のカブトムシシーズンは過ぎてしまいましたが、毎年観察できるので、カブトムシが見たい!という方がいたら、来年ぜひ行ってみて下さい。
隣にある松山慈恵堂も荘厳で見ごたえがあるお寺です。ぜひ一緒に参拝してみてください。
虎山散歩道の情報
上の住所は四獣山市民森林碑(写真で紹介した四獣山市民森林の看板)がある住所です。この看板を目印にしていくとハイキングコースに迷わずに行けます。
※看板の脇、慈恵堂に駐車場があります。
公共交通機関でも行くことが可能です。
バス(福德國小站下車):257、263、286(副)、信義幹線、藍10
捷運(後山埤站):2番出口から徒歩20分