こんにちはUBです。
私は小さいときから煮物が大好きです。特に油揚げが大好きです。台湾に来たての頃に油揚げを探すのに苦労したので、需要があるかはわかりませんが、台湾の油揚げ事情について書いてみようと思います。
台湾の油揚げ事情
台湾の油揚げ事情
一応油揚げの定義を調べてみました。
油揚げ(あぶらあげ、あぶらげ)は、薄切りにした豆腐を油で揚げた食品。 厚揚げ(生揚げ)とは異なり、薄切りをした豆腐を使用するので内部まで揚がっている。 「あげ」(または女房詞が付いて「おあげ」とも)と略されることもある。
台湾にも油揚げに似たものはあり、種類が多くて10年暮らしていてもよくわかりません。というのも、台湾はベジタリアンも多いので、大豆製品はたんぱく源や肉の代わりとして重宝され、日本よりも油揚げにくくられると思われる食品の種類が多いです。
ただ、上の定義で豆腐を揚げたものを油揚げとするならば、台湾の油揚げはちょっと日本のものとは違います。台湾の油揚げは、豆腐をあげるというよりは、湯葉を揚げたものが一般的です。
台湾の油揚げ「豆皮」の生産者を紹介しているニュースの動画があったので載せておきまうす。
171202台灣向錢衝》鼎王指定豆皮 外銷歐美年收千萬Part1
油揚げの中国語は一般的には「豆包」または「豆皮」
日本の油揚げに似たものを一般的には「豆包」または「豆皮」と言います。
上のyoutube動画内で湯葉を何層かにまとめて四角く形を整えたものがあります。それを「生豆包」、生豆包を揚げたもの「炸豆包」と言います。
湯葉を乾燥させたものを豆皮と言います。形状によって名前が変わり、薄いものを「油皮」、少し厚みのあるものを「角螺」と呼びます。
これはスーパーのカルフールで売っていたものです。これだけ入って60元(約216円)です。
呼び方はいろいろあるようですが、日常生活ではどれも「豆皮」と呼ぶと思います。
ちなみに日本のような薄い湯葉は、豆腐皮、千張、腐竹というようです。
台湾料理での油揚げの使い方
台湾の油揚げは、醤油味に煮る「滷」という調理法で煮られることが最も多いと思います。または、鍋の具材としても使われます。お肉の代わりとして炒め物に使われたりもします。火鍋屋さんに行くと必ず具材の中に豆皮が入っています。台湾人にとっても油揚げはとても身近な存在です。
これはスープに入っている煮た後の角螺です。
台湾の豆皮の食感
日本の油揚げは豆腐を揚げているので中がふわふわしていますよね。台湾の油揚げは、湯葉を何層かに重ねているので、どっしりとしていて食べ応えがあります。同じ大豆を原料にしていても少し違った食感です。
私は炊き込みご飯や筑前煮を台湾で作るときに台湾の炸豆包や油皮を使っています。ほとんど日本の油揚げと変わらない味を再現できますよ。
豆包は伝統市場で見かけることが多く、豆皮はスーパーで手に入ります。
台湾で日本の油揚げも実は意外と手に入りやすい
台湾でも日本の油揚げを手に入れることは割と簡単です。
日式油揚として台湾国内でも製造されていて、日本の食品を扱うお店や有機スーパーなどでも買うことができます。この写真の商品は有機スーパーで購入した油揚げです。
味も食感も日本の油揚げそのものです!
台北のBreeze Center(微風広場)やSOGOなどデパートのスーパーでは必ず売っています。この写真はSOGOの食品売り場で撮影したものです。
ただし、結構いい値段がします。小さい油揚げは1枚45元(約162円)、大きいものは1枚80元(約288元)です。
記事には関係ないですが、SOGOでは、おからも手に入ります。
油揚げ事情まとめ
台湾式も日本式もあるので台湾では油揚げにはあまり困らず生活できます!
余談になりますが、お稲荷を作ろうと思ったときも、稲荷の皮もスーパーやデパートの食品売り場で購入できます。台湾でも稲荷ずしがお惣菜として売っているので、稲荷の皮も意外に難なく買えちゃいます。
豆皮を買うときは「非基因改造」という表示のもを買うしています。これは遺伝子組み換え大豆ではないということです。
そんな台湾の油揚げ事情でした。