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台北:グランドホテル(圓山大飯店)の秘密の通路を歩くツアー!!

こんにちはUBです。

 

台北のシンボルともいえるグランドホテル(圓山大飯店)。グランドホテルは元々国賓をもてなすためのホテルとして1952年に蒋介石の奥さん建設されています。グランドホテルは山の上に建設されていて、目立つので、空襲の標的になったときに要人を避難させるために東西に地下の秘密通路が作られたということです。

西の通路は2019年から公開されていますが、2021年3月からは東側の通路も50年の時を超え、公開されました。

 

台北:グランドホテル(圓山大飯店)の秘密の通路を歩くツアー!!

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秘密通路は2本


グランドホテルの秘密通路は東西に2か所あるそうです。ちなみに、松山空港まで続く秘密通路があるという噂もありますが、それはあくまで噂だそうです。(案内してくれた方はそうおっしゃっていました)。

 

西の通路はグランドホテルから山を下り劍潭站方面へと出る通路、東の通路は現在のホテル会員のクラブハウスの方に出る通路になっています。

 

西の通路はインターネットから予約ができます。(下にホテルのサイトのリンク貼っておきます)

圓山大飯店(西の通路)

 

東の通路東の通路はクラブ会員またはツアー付きプランに宿泊した人のみが参加できるコースになっているようです。

圓山大飯店(東の通路)

 

今回私はグランドホテル会員の方に誘っていただき、東通路のツアーに参加しました。

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ロビーで受付をして、案内をしてくれる人の音声が聞こえやすいようにイヤホンをします。

 

 グランドホテルの歴史

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ツアーはまずロビーから外に出てグランドホテルの歴史的背景の紹介から始まります。

グランドホテルがあるのは実は圓山ではなく「劍潭山」。ここには日本統治時代の1901年に北白河宮能久親王を祀った「臺灣神社」が建てられていました。終戦後に中華民国が台湾を統治後、神社は取り壊され「臺灣大飯店」が建てられました。蔣介石の夫人、蔣宋美齡が経営を担当し、「圓山大飯店」と改名され、宋美齡の姪である孔令俊(通称:孔二小姐)が初代総経理になったそうです。

このツアーでは、通路の紹介だけでなく、孔二小姐が暮らしていた建物も見学できます。

 

日本人の私は、60年も前の国一番のホテルの総責任者が女の人とは!?と、おどろいてしまったのですが、台湾(というか中国というべきか)は、その時代から女の人も経営にかかわっていたのかと思うと、今こんなに女の人たちが強い社会なのも納得でした。

 

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この上にいる人のようなものが多ければ多いほど気高い建物なのだとか。グランドホテルは9個で最上級なのだそうです。ちなみに10個あるのは聞き間違いでなければ中国にある故宮博物館だけなのだとか。

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グランドホテルは至る所に赤が使われてますが、これは「圓山紅」という特注の色なのだそうです。ホテル建設時にこのホテルのために作られた色なのだとか。

 

秘密の通路

いよいよ秘密の通路です。

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通路の入り口は一階の奥にありました。電動でギギーと扉が開きます。通路の中は見学ツアーのために改修工事がされているので、とても50年前のものとは思えません。

 

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カーペットの道を抜けるといよいよコンクリートの通路が見えます。全長67Mということです。

 

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上がデコボコなのは、こうすることで外の空爆音が中に響きにくくするためたどか。

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観光用にきちんと手すりが整備されています。

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通路の出口です。外からはわかりにくいようになっています。

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外に出るときれいな花壇があります。アジサイ夫人が好きだったバラが植えられています。

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この木は何に見えますか?

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正解は「龍の頭」です。確かに角が2本あるように見えます。

孔二小姐の部屋

花壇を抜けると孔二小姐の部屋へと入ります。ツアーでのみ入室が許可されるということです。

 

蔣介石夫妻が座っていたイス。

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一枚の板に掘られた彫刻。三国志の一場面が彫ってあると言っていたと思います。

この彫刻の価値は台湾ドルで1億を超えるとか。(ちょっと記憶があいまいですがとにかく貴重品ということです)

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お客さんをもてなしたリビング。リビングには暖炉があります。

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孔二小姐のつけていた帳簿も展示されています。そのほか彼女のコレクションなどが展示してあります。

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元は寝室だった部屋にテーブルが再現されています。

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グランドホテル建設時の様子。

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知らなかったいろいろな事実 

孔二小姐の部屋を後にし、会員クラブの建物を通り、坂道を登りながらホテルへ戻ります。

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プールの脇にあるこの石垣は、臺灣神社のものだそうです。こんなところに!

 

麒麟宴會廳」の入り口にある階段。この階段で国賓をお出迎えしたとか。

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グランドホテルの後ろの方にいるこの龍。なんと100年前の臺灣神社以前からのもので、「百年金龍」というそうです。元々は金色ではなかったものを1976年に金に塗られたそうです。いわばグランドホテルの守り神ですね。

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東側通路のツアーは1時間ほどでした。

何度も行っているグランドホテルでしたが、知らないことがたくさんあって、とても有意義な時間を過ごせました。東側通路の公開は今のところは6月30日までとなっていますが、今後も継続してツアーが組まれる予定があるようです。

西側通路の方が申し込みがしやすいので、今度は子供と一緒に西側のツアーにも参加してみようと思っています。

ちなみにツアーは中国語のみでした。ブログを読んでいただいてお気づきかと思いますが、大体は聞き取れるものの、細かい部分については聞き取れているか怪しい私です。

西側のツアーは団体であれば日本語・英語対応可能なようなので、必要な方はホテルにお問い合わせください。

 

興味がある方はぜひグランドホテルのサイトをチェックしてみて下さい。

圓山大飯店