ニーハオTaiwan

台湾現地妻による台湾情報ブログ

2021年夏日本一時帰国のこぼれ話

こんにちはUBです。

この夏の日本帰国騒動が人生においてはじめての経験だったので、3回に渡って長々と書きました。情報が少しでも誰かの役に立てばと思います。

いい加減しつこいですが、今回は全く役に立たない帰国にまつわるどうでもいい話を書こうと思います。

 

2021年夏日本一時帰国のこぼれ話

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ANAの飛行機のこと

主人が台湾のクレジットカードでマイルをためているのがエバー航空なので、私も日本帰国の際はいつもエバー航空を利用しています。今回はエバー航空ANAの共同運航便でANAの飛行機に乗りました。

帰国に際し台湾家族(特に義母)に感染をかなりに心配されたので、「機内ではマスクを絶対外さないよ!」といって出発したのです。

 

ですが、

ですが、

ですが、

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ANA機内食のあまりにおいしそうなこと。ダメな嫁は子供とともにマスクを外しておいしく食べてしまったのでした。機内食を食べたことは未だに義母にも主人にも秘密にしています。

 

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エバー航空機内食は悪くないと思っていましたが、さすがANA、レベルが違いました。行きはハンバーグ、帰りは天丼。しかも当たり前ですが、日本語チャンネルが充実しすぎていてもう感動してしまいました。

 

 

夜のコンビニの話

日本帰国手続きに書きましたが、空港を出るまでに3時間かかり、結局東京の滞在先に着いたのが日本時間夜9時半ごろでした。機内食から6時間以上が経っていて子供は空腹で限界だったので、隔離される前にご飯を調達しよう(これ台湾でやったらすごい罰金…)とコンビニに寄りました。

 

ところがコンビニでなぜか皆さんの視線を感じる。見られている。なぜだろう??とその時は分からなかったのですが、よくよく考えたら夜の10時前に感染対策万全(感染防止ゴーグルをつけてました)な母親が小学生二人を連れて夜遅くにコンビニでご飯を買うの図。

違和感でしかないですよね…。なんなんだこの母親…ですよね。台湾では普通にあり得る光景だと思いますが。

 

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こんな姿でコンビニに行ってました。

たまに日本に帰ると自分がいかに日本人の感覚とズレてしまっているかを痛感します。かといって台湾人にも違和感を感じる。どこにも属せない人になったような感じがしてしまいます。

 

 

 

 

日本と台湾の入国管理の違い

私は別に台湾びいきでもなんでもなく、むしろ海外に住んで日本の良さも常々感じながら生きているのですが、入国時の手続きの違いを体験して、日本の無駄な書類のやり取りはどうにかした方がいいんじゃないのだろうかと思いました。

 

入国のブログに書きましたが、何度も何度も書類をやり取りし、確認されました。台湾の場合は事前に個人情報や隔離先の情報など必要事項を入力をし、パスポート番号を暗証番号にその情報を見ることが出来ました。そうしたシステムができていたらもっと簡潔に手続きを進められ、人員も削減でき、感染リスクも減らせるのでは?と思わざるを得ませんでした。

もちろん日本と台湾では個人情報の管理や入国人数が違うというのもあるとは思いますが。

入国後の管理が「ザル」だとインターネット上では言われています。確かにそうだと思いました。空港を出てしまえば空港からの移動にだれの監視の目もありません。1日1~2回居場所をチェックされますが、正直スマホを家に置いておけばばれないと思います。なんなら、「やむを得ず外出する場合には必ずマスクを着用してください」とメッセージがあり、特に外出を禁止してはないから、完全に個人の判断に任せられている部分があるんですよね。スタッフはとても一生懸命やってくれていましたが、なんというか、力を入れる部分をまちがえているのではないのかな。と感じた一般人です。

 

一方台湾では、空港の出口からタクシーに乗るまで常に監視されていて(怖い人がいるわけではなく、必ず人の目があるという意味です)、専用タクシーでホテルに着いたらホテルの監視カメラ、警察による位置情報チェックで行動を2週間監視されます。軽く犯罪者のような、そんな扱いです。

 

極端か!と思わず突っ込みたくなるそんな日本と台湾。それでいて、両国とも同じように感染者が減っているので、だからやっぱり日本はミラクルだなと思ってしまうわけです。

 

日本と台湾の感染対策の違い

台湾では感染対策にマスクだけでなくゴーグルやフェイスシールドをつけている人がたくさんいます。日常的にみかけるので、意識が高い人なんだなくらいにしか感じません。飛行機に乗る際には全身防護服を着ている人もいました。私でさえ、空港では子供にフェイスシールドをつけさせ、私はゴーグルをつけていました。

 

ところが日本では空港でさえフェイスシールドをしている人はまれでした。街中なんて皆無です。仮に外出時に感染対策をしている人がいたら少しおかしい人なんじゃないかくらいに思われるのではないでしょうか…。コンビニの私の様に。

 

台湾では99%の人が医療用マスクを使用していると思いますが、日本では布マスク、ウレタンマスクの人もかなり多かったように思います。到着時の手続きをしてくれた空港スタッフの中にもウレタンマスクを使用している人がいてびっくりしてしまいました。小さな子はマスクのリスクの方が大きいということでノーマスクでした。

 

それでも今は日本も台湾と同じように感染が落ち着いています。やっぱりミラクルな日本だなーと思います。

 

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詐欺にあったのかわからない話

私の父親は70歳を過ぎてまだ仕事をしています。責任のある立場で、コロナ対策として部下に「関東圏から来た人との接触をできるだけ控えるように」と伝えていたそうです。そんなところに外国から帰ってくる私…。父は職場に「万が一これでコロナを広めるようなことがあれば、責任をとって退職します」と伝えていたそうです。

 

それを聞いてもう胃が痛くなりました。すごいプレッシャーです。一体どういう世の中なんだ。と思いましたよね。でも、責任のある役職で仕事をしている父の立場も理解しています。私の帰国への罪悪感はこういう経緯もあってのことです。

 

東京での14日間の隔離期間を終えた後に実家に移動したのですが、外出していないとはいえ、空港などで感染していたら困ると思い、自宅でできるPCR検査を申し込み、検査したのでした。時間通りに検体を取りに来てくれ、検査結果もメールで受け取りました。が、後にそれは悪徳業者だとか、詐欺だとか報道がありました…。東〇産業という会社だったのですが・・・。検査結果は嘘だとか、検査自体きちんとされているか疑問だとかいろいろな記事を目にしました。

 

え。

 

結果的には台湾帰国後もすべて陰性だったので母には、安心を買ったと思えばまぁ、いいんじゃない?と言われ、そうか。と考えることにしました。

 

帰国にまつわるいろいろはこれで終わりです。

何はともあれ、日本の空気を吸って、海に遊びに行って、両親とともに夏を過ごせてよかったです。