いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。初めて読んで頂く方、はじめまして管理人のUBです。
今回は10記事ごとに息抜きを含めて書いているプライベート記事です。
台湾情報をお求めの方はスルーしてください。
前回は私が台湾に来るまでを書きました。こちらです。
40記事記念の今日は台湾に来てから1年目の事を書きます。
台湾には1年間滞在するつもりで、目的は
1、中国語の勉強
2、自分が台湾で馴染めるのかを見極める
3、結婚するのか決める
ということでした。
結論から言うと、人生で2番目に辛い1年になりました(一番はたぶんそのうち書きます)。かなり辛かったので、10年ほどたった今でも忘れられないでいます。文章をまとめるのが下手なので、辛かったポイントでまとめて書いてみようと思います。
辛かった理由1:語学学校生活を楽しめない
台湾に来るまでに中国語は初級程度勉強していました。中国語学習について詳しくは別に書きますが、簡単な挨拶、自己紹介ができるレベルで台湾に来ました。日本にいる間に語学学校の手続きを代行してくれる会社に依頼し、その語学学校の入学に合わせて台湾に来ました。
語学学校は私は台湾大学の語学センターにしました。平日3時間の授業です。同級生は日本人が2人、韓国人1人、ニュージーランド人1人、アメリカ人1人。という構成でした。日本人の子は二人とも20歳前後だったので、アラサーの私にとってはまぶしい存在でした。中国語の勉強は楽しくて、どんどん聞き取れるようになったのは楽しかったですが、同級生をみて放課後も自由にしているし、全然台湾を楽しめない私…。と勝手な劣等感を抱いていたのでした。
辛かった理由2:居候を選択したこと
さて、話は前後してしまいますが、住居はどうしようかと考えたとき、衝撃の事実が発覚しました。「実はお義母さんが二人で住む部屋を準備してくれてリフォーム中。3か月後に完成だから初めは彼の実家に同居すればいいというのです。」
!!!!!!!!!!!!? は?ですよ。
ここで断っておけばよかったのです。結婚を決めたわけでもないのに…
自由が好きだから、大学から一人暮らしして10年近く経つのに、いきなり言葉も通じない、全くの他人の家に居候……。大丈夫なわけがありませんでした。(お義母さんは最大限に気を遣ってくれていました。実はお義母さんも他人に干渉しないタイプなので、向こうもかなりストレスだったと今ならわかります)
一人暮らしを選択していればあんなに辛いことはなかったし、もっと台湾を楽しめたと思います。
この時点では自分で部屋を探す語学力もなかったので、彼の言うことに従いました。
辛かった理由3:役割がないということ
それまで日本で忙しく仕事をしてきたのに、語学学校の3時間以外はする事がありません。日中はお義母さんと彼が経営する会社にいて、二人が忙しく仕事するのをぼーっと見ているだけ。一人暮らしなら自由に出かけていたと思いますが、いきなり居候、しかも結婚するかもしれない相手なので、気を遣ってあまり自由な振る舞いができませんでした。社会や家族の「役割り」がないことは私にとって非常に辛いとまじまじと知らされた状況でした。
辛かった理由4:友達がいない
先に書きましたが、語学学校でもしも気の合う友達ができていたら違ったのかもしれません。私の性格としては「明るく見える人見知り」なので、全然友達もできませんでした。ネットなどで友達を作ろうと奮起したこともあり、実際に会ってお話をした方もいましたが、なにせ「人見知り」なので、初対面の人と仲良くなどできるわけがありませんでした。そんなこんなで自分の性格にも、友達ができないことにも気分が落ち込んでいきました。
辛かった理由5:弱音は吐けない
仕事を辞めてまで来た台湾、母親の心配を押し切ってきた台湾、みんながこぞっていいとこという台湾…。私の気分はどん底でしたが、親に心配をさせたくないし、プライドもあるから日本にいる友達にいちいち愚痴をいいたくない。ということで負の感情を処理できずにいました。旅行と生活するのでは大違いと声を大にして言いたいです。
辛かった理由6:義家族との関係
お義母さんはもう結婚前提だと思ってくれていて、言葉も満足でない私を食事に連れて行ってくれたり、台湾人の人に紹介してくれたり、旅行を計画してくれたり、いろいろしてくれました。だけど、中国語も話せないのに、お食事会に行っても彼がトイレに行ってしまったらうつむくしかありません。旅行に連れて行ってくれてもどこに行くかさえよくわからない…。そんな負の連鎖でその気遣いが逆に辛くなってしまったこともありました。
辛かった理由6:彼とは喧嘩ばかり
そうして行き場をなくした負の感情をどう処理したかというと、彼に喧嘩を吹っ掛けるというわけです。友達がいないこと、親がそばにいないこと、仕事を辞めてきたこと、台湾生活のストレス、居候のストレスを全部彼にぶつけ、毎日のように喧嘩していました。考えてみればいままで遠距離恋愛をしていたのに、急に同居してもうまくいきませんよね。彼も相当ストレスだったと思います。
私が思う彼のすごいところは私が毎日喧嘩吹っ掛けても「帰れ」「出ていけ」とは一度も言わなかったことです。冷戦状態ではあっても追い出されはしませんでした。
書いていてまた辛くなってしまいました。
私の経験からこれから国際結婚で相手の国に住もうとしている方や海外に移住されようとしている方に教訓的なアドバイスをするとしたら、
1、海外で生活すると旅行とは全く違う側面が見える
2、海外生活を楽しくするか辛くするかは自分次第
3、自分の性格と向き合うことになる
4、現地語をできた方が絶対に生活が楽になる。絶対。楽しく生活するには現地語の習得MASTです。
5、(私みたいな方はあまりいないと思いますが)いきなり義家族と同居しないほうがいい(ご自分の性格と相談)
ということですかね。
期間限定の留学や、ワーキングホリデーなら期間が決まっているなら生活は楽しいと思います。が、国際結婚や移住はわけが違います。その辺は甘くみないほうがいいと私は思っています。
次回50記事記念ではどうやってこの状況を打破したかを書きたいと思います。