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台湾現地妻による台湾情報ブログ

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日台夫婦のリアル:私と台湾人姑のはなし

こんにちはUBです。

 

有名な日台夫婦がワイドショーを騒がせています。台湾でも芸能のトップニュースでいろいろ伝えられています。

 

夫婦には夫婦にしかわからない事情もあるでしょうし、他人がとやかく言うことでもないので、その話題には触れません。擁護する気もないのですが、同じ日本人で台湾人に嫁いで台湾で暮らしているものとしては、その家族構成や家族の事情を見てもいろいろあったのだろう、あるんだろうなぁと同情に近い推測をしている今日この頃です。

 

嫁と姑・義実家の関係に国籍は関係ないように思いますが、私の台湾人姑との話や、今まで日本人妻仲間に見聞きした、台湾人義家族とのことを書いてみようかと思います。

 

日台夫婦のリアル:私と台湾人姑のはなし

嫁姑問題のイラスト

私のお義母さん

私は台湾・台北に住んでいます。義実家とは同じマンションの別の階に超近距離別居しています。

私の義母は自称サバサバ系、実質ねちねち系の女性会社経営者です。義父さんとともに会社を立ち上げ、夫婦で経営をしてきた人です。義父さんは60歳を過ぎた頃に脳出血で突然この世を去りました。私が主人に会う前なので、私は義父との面識はありません。主人はまだ学生だったので、その後、会社を存続させるべく、主人が仕事を覚えるまで孤軍奮闘してきた。そんな人です。

私は一人の女性としていろんな意味でそんな義母のことを尊敬しています。これが大前提です。これからいろいろ書きますが、根底では義母に感謝し、尊敬しているのですよ。

 

家の経済的事情

円・お金のマーク

家は家族経営の会社(と言っても、社員は家族のみの小さい会社です)の収入で生活しているので、ちょっと普通のサラリーマン家庭とは家計の事情が違っています。毎月の生活費は主人ではなく、社長である義母からもらっています。つまり経済的にも私は義母に頭が上がらない状況なわけです。人によってはこの状況が苦痛に感じることもあるかと思います。いろいろな事情から私は今は外に働きに行くことを辞めているので、仕方のないことだと思っています。

 

知人に、義実家と同居しているにもかかわらず、お金を一切くれない。くれる、援助すると口では言うのに、一切くれない。という愚痴を聞いたことがあります。また別の人には家庭や育児のことには一切口出しされないけれども、その代わり資金の援助も一切ないという話もきいたことがあります。

 

また、そこまで収入があるわけでもないのに、義家族に食事をごちそうしたり、旅行代金を出したり、何かのたびに紅包(ご祝儀やお小遣い)を渡したりするというのも聞いたことがある話です。

 

例えば台湾の家族の中で自分が稼ぎ頭になってしまい、収入をあてにされるようになってしまったら…。それはまたいろいろなストレスがあるのだと思います。

 

同じ台湾の家庭といえども、家庭の状況や考え方、経済状況でその辺の事情は全く違ってくると思います。

 

姑との関係

食の好みが合う義母

家の主人は男2人兄弟で、結婚していない義兄が一人います。義母さんに娘はいません。私は幸いにも食の好みが合うので、義母がおいしかったものを分けてくれたり、私が料理したものをあげたり、欲しいと言っていたものをスーパーで買ってあげたり、そのような交流があります。

 

食の好みが合うというのはとてもラッキーだったと思います。

 

高カロリーな食事をする女性のイラスト(生活習慣病)

また知人の話ですが、義母さんが洋食が苦手で、家族(というのは自分の家族+義家族)で外食というと必ず台湾料理になり、パスタやステーキなどの洋食屋さんは選択肢に上らないということを聞いたことがあります。旅行で来る分には台湾料理が当たり前においしいですが、生活していて外食が毎回台湾料理となると気が滅入るものです…。

 

「母は偉大」の話

話は少しそれますが、義家族と一緒に外食となったとき、一番重要視されるのは義母の意見、義母の好みという家族は多いと思います。台湾の家庭において、「母親」という存在は一番大切な存在なのです。

そもそも、日本人からするとなんで義家族と食事するの?と思われる人もいると思いますが、旧正月、元宵節(湯圓という団子を食べる日)、清明節(お墓参りの日)、母の日、端午節、中秋節、それぞれの誕生日…などなどなんやかんやという理由で家族が集まりたがるのが中華圏の事情です。外食をするか、家で食べるかは家庭ごとに違いますが、「家族」のつながりが強く、その中で「母親」は中心となる人です。

そんな背景もあり、台湾人男性には「マザコン」が多いと言われると思います。とにかく実家大好き、自分の家族大好き、すぐ実家に帰りたがるという人は多いと思います。

 

それが原因で日台夫婦の関係に亀裂が入ってしまったという人を少なからず見ました…。

 

義母と意見が合わないとき

義母と意見が合わなかったり、険悪な雰囲気になることは少なからずあります。女同士です、いろいろあります。私と義母は険悪な雰囲気になったとき、黙ります。お互いに言い合いはしません。どうしても同じ場所にいなければならないときは黙り、離れられるときはその場を去ります。冷却期間を置きます。10年間そうやって付き合ってきました。

 

幸い家の主人は鈍いので、義母と険悪な雰囲気になっても気づいていないと思います。極力主人には言いません。なぜなら、主人に言うと、義母の方を怒るからです。義母がかわいそうになるくらい主人は私の味方をしてくれるので、本当に耐えられないこと以外は主人には言わないようにしています。

主人が自分の味方をしてくれるというのは、ありがたいことだと思っています。逆に台湾で味方してくれる人は主人しかいないので、主人に裏切られたら私は日本に帰ります。

例えば主人がマザコンで、意見が合わないときに必ず義母のかたを持ったり、義家族に小姑がいて、何かあるたびに義実家+旦那 VS 嫁みたいな構造になっていたら私には耐えられなかっただろうと思うのです。

 

上に義母は自称サバサバ系、実質ねちねち系と書きました。義母は気に入らないことがあると、義母の実妹(夫からすると叔母)に電話で愚痴ります。いつも電話の内容を聞くとかなりねちねちしているので、「お、おう…」と私はちょっと閉口してしまいます。でも、私に関する愚痴は私のいないところで話されることで、私は何をいわれているか知らないし、それは義母のストレス発散方法なので、それでいいと思っています。

 

知人は知人の義母がその義母の姉妹(叔母)に自分(嫁)の愚痴を言い、その叔母と二人きりになったときに義母をもっと大切にするように、意見を尊重するようにと説教されたことがあると言っていました。そういうこともあるようです。

 

私の場合義母が愚痴っていたとしても、叔母に何か直接言われるわけでもないので、ありがたいことなのかもれません。

 

 

夫婦けんかをしたとき

離婚のイラスト

上に家の住居事情を書きましたが、義実家との距離が近いので、私たちが夫婦喧嘩をするとすぐに義家族にバレます。夫婦喧嘩をしたとき、大抵は「あいつ(主人のこと)の言うことは気にするな」と義母と義兄は私を擁護してくれます。

ただ、もう出て行きたいほどの大喧嘩をしたときは、義母に「我慢しろ」といわれました。「なんで私が我慢しなきゃないの?」と思わず反論しましたが、きっと義母もそうやって夫婦を続けてきたんだろうと思います。
家の場合、みんなが私の味方をしてくれるので、孤独ならず離婚せずに今までやってこれたように思います。

 

夫婦喧嘩をすると、自分の置かれた状況を改めて認識してしまう機会になります。喧嘩をして家を出ようにも、飛行機に乗るまでにはホテルを確保せねばなりません。というか、今は簡単に出国もできません。

台湾の友達のほとんどはママ友なので、それぞれに家庭があり、まさか子連れで突然お邪魔するわけにはいきません。自分の実家に電話すると心配させるだけなので、できません。私に仲のいい兄弟がいたら電話できるのでしょうが、私には兄しかおらず、兄も家庭があるので、滅多に連絡しません。SNSでポエムを発信してもしょうがないのでしません。ああ、孤独だ。と思うわけです。でも、それをわかってて台湾に来たのは自分の意志だといつも自分を納得させています。

 

と、こんな感じで一般人の私でさえいろいろあるので、有名人となるともっと大変なのだろう…と同情的憶測をしてしまうわけです。これに加えて義実家系の親戚付き合いというものもありますから、そんなに簡単ではないのだろうと思っている今日この頃です。

 

私の親戚事情については以前に書いたので、興味のある方はこちらもご覧ください。

www.nihaotaiwan.net