少し前に埔里~日月潭~清境農場に旅行をしてきました。個人的には新しい台湾を発見したような新鮮な旅でした。自分で計画を立てて家族と旅行したので、実際に行った地点や今回は行かなかったけどリストにあげた観光スポットなどを数回に分けてご紹介していきたいと思います。一回目の今日は埔里です。
埔里観光
埔里ってどんなところ
埔里は台湾の中心に位置されており、南投県に属されて、県境の北部の一部を占めています。地形上では、四方は山に囲まれることにより盆地地形になっていると同時に濁水渓と北港渓の間の盆地群の中に位置が一番北と面積が最大の盆地であり、高さは約拔海380メートルから700メートルの間です。
(南投県埔里鎮公所HPより)
埔里は山に囲まれた盆地の中にある街で、シイタケ栽培、マコモダケ、大根栽培、花卉などが盛んな地域です。シイタケに関しては台湾の迪化街などで売られている台湾産の干しシイタケのほとんどが埔里産です。また水がきれいなので、製紙業が発展してきた土地でもあります。
台北から埔里へのアクセス方法
自家用車の場合
台北からは車で2時間半から3時間ほどで到着します。
高鉄(新幹線)からの乗り換え
新幹線台中烏日駅→
高鉄で台中駅に降りて5番出口から南投バス或いは台湾好行日月潭線に乗り換えます。埔里までは約50分で着きます。
詳しくは南投客運のHPをご覧ください。
台鉄からの乗り換え
台中駅下車の場合
台鉄で台中駅に到着後、干城駅(バスターミナル)まで徒歩5分、そこに南投バス或いは全航バスに乗り換えます。
新烏日駅下車の場合
台鉄で新烏日駅に到着後、高鉄台中烏日駅5番出口まで徒歩、そこに南投バス或いは台湾好行日月潭線に乗り換えます。(新幹線の乗り換えと同じ場所になります。)
台北市より直行バス
臺北轉運站 Bビルから出るに国光バスの直行便があります。1832(埔里終点)、1833(日月潭終点)があります。3時間40分で着くようです。詳しくは国光バスHPをご確認下さい。
埔里の地図
子連れ旅行で行く南投埔里の観光スポット6選
私が実際に行ったのは、紙の教会とチョコレート工場と昆虫館です。一番初めは昆虫館に行くためにこの旅行の計画が始まったのですとが、(マニアックですが…こどもが昆虫好きなので)その他の観光スポットもぜひ行きたいと調べたところなので一緒にご紹介します。
臺灣菸酒股份有限公司-埔里酒廠展售中心
(写真は南投県政府HPより)
こちらは紹興酒の製造工場を見学できる施設です。お酒が好きな方は工場に足を運ぶのも楽しいと思います。お酒好きな管理人UBは非常に興味があったのですが、子供にとっては面白くないかもしれないと諦めました。人数が多い団体旅行の場合には、事前申し込みで酒造り体験もできるようです。
住所:南投縣埔里鎮中山路三段219號
電話:049-2984-006
紙教堂
埔里は1999年9月21日に地震で大きな被害を受けました。そして大きな地震の被災地という共通点がある阪神大震災の後に日本で作られた紙の教会が 埔里に移築されました。それがこの紙教堂です。緑に囲まれた中に建っているので、心が落ち着くスポットです。教会にはカフェも併設されているので、休憩スポットとしてもいいですね。私は昼間に行きましたが、夜の写真もすてきです。
住所:545南投縣埔里鎮桃米里52-12號
電話: 平日:049-2914-922 分機 12または 16〈見學組〉
休業日:0972-777-560〈見學組〉
廣興紙寮
(写真は南投県政府HPより)
ここは製紙業の歴史を知ることができる観光工場です。うちわや壁掛けなど紙を使ったDIYが体験できるので子連れの旅におすすめです。自分で作った作品をお土産にできます。
住所:南投縣埔里鎮鐵山路310號
電話:049-2913037
埔里妮娜巧克力夢想城堡 Cona's Chocolate Castle
こちらはお城のような外観でかわいいチョコレートをメインにしたアミューズメントパークです。チョコレート製造工場が見られたり、濃厚なアイスクリーム、チョコレートをDIYできるコーナーもあります。入場料が大人200元と結構いい値段です。(確か50元の園内使用できる商品券がもらえます)アイスやDIYも有料なので、節約志向の方にはおすすめしません。家では子供が疲れていたので、ここに行き、DIYをしてアイスを食べてみんなで休憩ができたので、ちょうどいいスポットでした。子連れにはおすすめです。
チョコの濃度の違うアイスクリーム
子供が手作りしたチョコレート
住所:545南投縣埔里鎮桃米路32號
電話:04 9291 9528
木生昆蟲館
以前にこのブログで台北でお世話になっている昆虫ショップ木生昆蟲館をご紹介しました。その昆虫ショップの本館が埔里にあり、行ってみたいと思っていたので、今回埔里を旅行するにあたりここに来たのでした。20世紀の初めに自然豊かな埔里で日本に蝶の標本を輸出したのがこの木生昆蟲館の始まりです。園内は広くはないですが、ちょうちょが観察できる施設、生きたかぶとむしやクワガタ、ナナフシが観察できるコーナー、オーナーが収集した個人収集とは思えない数の標本が展示してあります。台湾旅行にきてわざわざこの昆虫館を訪れるという方は多くないかもしれませんが、台湾在住の方や昆虫好きの子を持つ方にはおすすめです。きっと興奮して昆虫と触れ合うと思います。
住所:南投縣埔里鎮南村里南村路6-2號
電話:049-2913311
以前に木生昆蟲館をご紹介した記事です。
豐年農場
豐年農場は埔里の特産品であるキノコをメインにした観光農場です。キノコの栽培風景の見学やキノコ料理を味わうことができます。
住所:南投縣埔里鎮東潤路58號
電話:049-2926959
埔里へはチャーターした車で行くのがおすすめ
ご紹介してきた通り、埔里には派手な観光名所があるわけではなく、わざわざ台湾旅行にきてここを選択される方は少ないかもしれない、という街です。それなりに見どころがあるので、一日観光しても楽しい街だと私は思いましたが、私が行ったときには日本人観光客は一人も見かけませんでした。
記事の上の方の「 埔里までのアクセス」でご紹介しましたが、埔里まではバスなどで行けますが、観光スポット一つ一つが離れている上に、台北のようにタクシーがたくさん走っているわけでもないので、バスで行くよりもチャーターした車で自分の好きなスポットを回ってもらうほうが時間も体力の消費も少ないと思います。
旅行サイトをいろいろ探してみましたが、 埔里を観光スポットに入れている日本人向けのツアーはありませんでした。もし 埔里に行かれる方は台中から車をチャーターするのがおすすめです。
ちなみに・・・
私がどのような旅をしたかというと
1日目
2日目
日月潭観光→チャーターした車で清境農場→清境農場泊
3日目
清境農場→チャーターした車で台中駅→台北
という日程でした。
今回は子供だけでなく、おばあちゃん達(義母と実母)も一緒の旅だったので私は毎日車を手配したのでした。
中国語ができる方はこの旅行社がおすすめです。LINEして旅行日程や人数を伝えると予算を出してくれますよ。
では次回は日月潭のスポットをご紹介します。