こんにちはUBです。ご無沙汰しておりました。
5月以降また、ブログの更新を突然ストップしてしまいました。
ブログをやめたわけではなく、私の不器用さが原因です。
要は「さぼっていた」という表現が適当かもしれません。
更新していない間もたくさんの方に訪問いただきありがとうございました。
台湾では昨日から新学期とともに学校が再開になりました。
台北:2021年5月の休校中の生活
休校中のてんやわんや
5月中旬に台湾はコロナウイルスの感染拡大に伴い学校が突然休校になりました。私には台北市内の現地小学校に通う2人の子がいるため、学校休校に伴い、家で子供たちの世話をしていました。というわけで、ブログを書こうと思えばいくらでも書けたわけですが、皆様は在宅ワークをしているというのに、私は趣味さえも継続できなかったということでございました。性格上一度にいろいろなことができないので、子供との生活に一点集中してしまっていました。
休校してすぐに、授業はオンラインに切り替わりました。コロナウイルス拡大に伴っていつ休校になってもいいように台北市はオンラインのシステムを準備していたようですね。
私の子が通う小学校の場合には、子供の学校の学生番号を使ってGOOGLE CLASSROOMにログインし、そこにそれぞれの教科の先生(台湾は小学校から教科ごとに先生が違います)から宿題が書き込まれていました。そしてオンライン授業はGOOGLE MEETを使って行われました。
それぞれの先生が、それぞれ課題を出すので、操作にさえ慣れていない中、提出期限やら、授業の時間やらを把握するのが大変でした。GOOGLE CLASSROOMやMEETを使いこなすところから子供と一緒に悪戦苦闘しました。最終的には子供が勝手に一人で使いこなし、GOOGLEドライブも操作できるようになりました。
3年生の上の子はオンライン授業がありましたが、低学年の下の子は、オンライン授業ではなく、先生がGOOGLE CLASSROOM内に動画をアップロードしてくて、それをみて勉強するというスタイルでした。英語や音楽の先生もそれぞれ動画をあげていて、それを見ながら一緒に勉強していました。工作などの課題もあったので、一緒に作って、作品の写真を撮ってGOOGLE CLASSROOMで提出という感じでした。
2人分をもれなく把握するというのがとても大変でした。当たり前ですが、すべて中国語でのやり取りです。親のライングループでは、在宅勤務をしながら授業の時間や課題を把握しきれないと嘆いているお母さん達もいました。最もだと思います。まだ小学生なので、ある程度親がフォローしなければ管理しきれません。
いっぱいいっぱいになったとき、台湾人でさえ大変なことを日本人の私がすべて理解するのは無理だと途中で諦めに近い慰めの気持ちを自分に向けたこともありました。
名誉のために書きますが、台湾人の主人が手伝ってくれなかったわけではありませんよ。主人は仕事を継続しながら、化学療法中なので、子供のことはできるだけ私がフォローしようとしていたのです。わからないことはその都度義母や主人に助けてもらっていましたよ。
親としてオンライン授業でよかったことは、学校の先生がどのような授業をしているかわかったことです。評判の悪い英語の先生が、どんな雰囲気の人かもわかりました。
授業の動画を撮影するのに、フリフリのスカートをなびかせて毎回わざわざ「Hello, everyone!」と画面後ろから入場してきていて、「なるほど、こういう感じか」と妙に納得しました。
上の子の担任に対して実は私は不満を持っているのですが(2年ごとに先生が交代なので、3.4年生は同じ先生です)、授業の内容を聞いて、要領を得ない感じや無駄なことに時間を割く感じにやっぱり教え方うまくないな。と再確認してしまったり、逆に下の子の担任の先生はいい先生だと思っていましたが、説明も簡潔でわかりやすく、子供のフォローもうまくて、好感度が上がったり。いろいろな発見がありました。
ある種授業参観ができたようで、その点がよかったと思っています。
子供の習い事もオンライン方式になりました。英語の塾はZOOMを使って、ピアノ教室はMEETを使って。不便な点もありましたが、それなりに授業ができていて、こういう形式もありなのだと思いました。
仕方のないことですが、子供は一日中パソコンの画面を見ている生活になりました。
休校中に工夫したこと
休校中の生活で、画面を見続ける生活になることは予想できたので、初日に子供と一緒に予定表を作りました。勉強の時間、運動の時間など毎日ある程度規則正しく生活ができるようにする時間割です。
時間割は勉強時間の確保や毎日の規則正しい生活になかなか有効だったと思います。
外出できない日々と運動
台北市では、休校とともに街を歩く子供の姿が一切消えました。感染者の行動歴を発表され、スーパーや伝統市場での感染も問題視されていた時期です。公園の遊具にはテープがぐるぐる巻きにされ、使用禁止になりました(9月1日現在も継続中です)。
外出禁止の強制などの強い措置は取られませんでしたが、子供を持つ親はほとんど子供を外出させていなかったと思います。私も子供のストレスが溜まってきたなというときに週に1,2回散歩に連れていく程度でした。それでも子供と歩いているとなんとなく「なんで子供を外にだしてるんだ」というような視線を感じたような気もします。
運動不足解消のため、ベランダで縄跳びをしたり、YouTubeの動画を見ながらダンスしたりしていました。
買い物と料理
買い物は週に一回、人が少ないであろう平日の夜に大型スーパーに主人と2人で行きました。極力外出せずに済むように買いだめです。外食文化の台湾ですが、家は普段から自炊のほうが多いので、そういう意味では食生活にあまり変化はありませんでした。
台湾では自炊する人が増え、料理系YouTubeの動画の再生回数が延びたとか。
今年は端午節のちまきを手作りしたり(普通は伝統市場で材料を買いますが、今年はカルフールで揃えました)、子供とメロンパンを作ったり(日本のメロンパン、台湾ではなかなか売っていません)、型抜きクッキーを作ったり、持て余している時間を私も普段はなかなか作らない料理を作る時間にあてました。
レストランのテイクアウト割引
とはいえ、自分の作る料理にも飽き飽きしてきます。台湾では飲食店内での食事も禁止されていたので(9月1日現在は店内飲食可能です)、各レストランがテイクアウトの特別割引をしています。限定メニューが3割引きとか、定食買1送1などです。普段は食べ放題の火鍋屋さんではスープと食材のセットが格安になっていました。どこからともなくライングループでそのようなレストラン情報のまとめが送られてきていたので、週に一度はレストランのものをテイクアウトして楽しんでいました。
台北市内では、このコロナ禍で閉店してしまった店も多いです。たくましい台湾人のこと、今は一時的に店を閉めて、別な場所で新たに営業するということもあると思いますが、家賃を払い続けるのが困難になっている例も多いようです。
休校中に買い足したもの
休校中にステイホームのためにいろいろと買い足したものがありました。
家には私のノートパソコンしかなかったので、休校が決まった日にノートパソコンを一台買いました。2人が同時にオンライン授業となったらどちらかがスマホを使わなければならないと思ったからです。結果的にこれは大正解でした。上の子はパソコンを使いこなし、文字を打つペースも格段に速くなりました。おそらくキーボードの位置を覚えているものと思います。時代はタブレット端末かと思いますが、もともとはアナログな夫婦なので、ノートパソコンを選択したのでした。
そして、主人が運動不足解消にとリングフィットアドベンチャー(健身環)を購入しました。家の中でも汗をかく程度に運動できたので、これも買ってよかったと思います。
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ちょうど日本の母親から荷物を送ってもらうところだったので、楽天で工作キットも購入し、送ってもらいました。楽しく時間をつぶすのにちょうどよかったです。
通販で子供用の問題集も購入しました。宿題がすぐ終わってしまった時などにできて、夏休みも毎日勉強させられたので、早めに買ってよかったと思いました。
台北の学校の教科書は大体この3社なので、問題集を購入できます。
実は日本に帰国していました
と、こんな休校中はこんな生活をしていました。政府も状況を見極めていたと思うのですが、休校が小出しに延長になり、2週間の休校の予定が4週間と決まった6月初旬、このまま夏休みに入る可能性のほうが高いと思いました。授業のすべてがオンラインになり、だんだんと、台湾にいる意味もないのでは?と思い始めていたとき、台湾で仲良くしているお友達が日本に一時帰国をしました。
この状況で日本に帰省することには賛否両論があると思います。私自身もかなり悩みました。子供を危険にさらしてまで移動する意義はあるか。と自問自答の日々でした。ですが、2年会っていない親がコロナや別な病気で今死んでしまったらもう会えないのかと思うと、たまらなく会いたくなってしまったのです。世界中の人が同じ状況なわけで、我慢している人がたくさんいるのに自分だけ帰るのはどうなのかと葛藤しました。
もともとは冬まで待って帰国しようと思っていたのですが、日本入国後14日の隔離、台湾帰国後の14日の隔離期間を考えると、冬休みだけでは日数が足りません。6月中に日本に帰り7月下旬から8月初旬に台湾に戻れば、9月の学校再開までに隔離期間も自主健康管理期間も終えられる。と考えました。
そういうわけで、実はブログを書いていない間に日本に帰国していました。
事後報告で書いているのは帰れたうれしさよりもうしろめたさのほうが勝っているからです。きちんと規則を守っているのだからうしろめたさを感じる必要はないと言ってくれる人もいました。ですが、子供を巻き込んだ自分の行動が正しかったのかもよくわからないので無事にコロナに感染することなく帰ってきた今、こうしてブログに記録しています。
次回のブログで、日本への帰国の準備などについて記録しようと思います。