ニーハオTaiwan

台湾現地妻による台湾情報ブログ

台湾の食事文化でいまだに違和感があること

こんにちは。UBです。

 

 

 

中華は大皿料理で、コース料理になると前菜、肉、魚、野菜…と10品ほどと品数も多く、食べきれないことの方が多いです。

そして、おなか一杯になってもらわないと恥という「面子」を大事にする文化でもあります。

 

私は貧乏性でケチな性格なので、この文化が実はあまり好きではありません。

お客さんをもてなし、おなか一杯にしてもらうという文化は理解できるし、私も人にごちそうするときはそうします。

ですが、台湾に住んでいて、いろいろなお食事の機会があると、明らかに食べきれない量の料理を注文し、「お腹いっぱいだ」「もう料理みたくないのにまだあるの??」みたいな場面が多々あります。

 

もったいないなーと思うことも多いので、この「食べきれない量を頼んで、あえて残すのがおもてなしの礼儀」という風習があまり好きではなかったりします。

 

これに加えて、「食べきることへの罪悪感」という文化もあります。

先に書いた風習にも通じますが、例えば誰かに食事をごちそうされて食べきるのはおなか一杯ではない証拠いう考え方があるので、中華圏で食事に招かれて皿のものを平らげるのはご法度です。

 

一人分の定食や、若い人との食事はあまり気にされませんが、年配の人は結構気にすると思います。

 

それは一般的な話ですが、家の義家族もこの習慣で生きてきているので、家庭で食べるご飯のおかずも毎回、毎品ちょっとづつの残します。主婦としてはこのちょっと残しが片づけの際に厄介です。まだ食べられるものは捨てない主義の義母なので、食べ残しを捨てるという選択肢はありません。ですから、一品一品皿を移したり、ラップをしたりという作業が生じて、効率が悪いと感じてしまいます。口にも態度にも出しませんが、非効率的で本当に面倒くさいと思っています。

 

主人は私がこう考えていることも日本の文化も知っているので、義家族と別に食事をする際は食べきってくれます。

でも、義母さんからしたら私が毎回いろいろ食べきるのは卑しいと思っているのかもしれません。息子も嫁に毒されているし…。

 

ちょっと愚痴になってしまいました。

 

日本は出されたものをきれいに残さず食べるのが礼儀。

中華圏はちょっと残してもうおなか一杯で食べられませんアピールをするのが礼儀。

 

こういうところに違和感を持つというのは、やっぱり私は日本の文化に慣れているんだなと感じます。