こんにちはUBです。
台湾は先週金曜日から3連休でした。今年最後の連休になります。
3連休遊びに行く予定も立てていたのですが、思ってもいなかったことが起きてしましました。
主人のおばあちゃんが亡くなりました。義母の母になります。
台湾に住んで以来週1ペースで会っていたとても近い関係にあったおばあちゃんです。
もう90歳も超えていていつどうなってもおかしくないとは思っていましたが、先月はおばあちゃんの誕生日もお祝いし、先週の連休も一緒にご飯を食べました。まだまだ長生きしてくれると思っていたのに、寝ている間に亡くなってしまいました…。
おばあちゃんは日本語教育を受けた世代で、日本語がほんとうに上手でした。日本語の小説も読むし、話す言葉もとても流暢でした。おばあちゃんは耳が遠かったので、外で会うときはいつも私は大きなお声で日本語でおばあちゃんと会話をしていました。
日本が大好きだったので、日本に一緒に旅行にも行きました。
仕事が忙しい義母に代わって主人の子育てをしてくれたのはおばあちゃんだったので、主人はとてもおばあちゃん子でした。
おばあちゃんは主人の彼女として最初に会った日からとても大事にしてくれました。
大往生なので、ものすごくショックというわけではないですが、もうおばあちゃんに会えないと思うととても寂しいです。
なんだかいろんなことを思い出します。
初めておばあちゃんの家に行ったときにバッグをくれて、それをしばらく仕事で使っていたなぁ。とか、
家に遊びに行くといつも食べきれないフルーツやお菓子を準備してくれたなぁ。とか、
おばあちゃんの作る油飯と炒米粉はお世辞抜きでどこの店のよりおいしかったからもう食べられないんだなぁ。とか。
洋裁も編み物も得意だったので、子供たちのために洋服やセーターもたくさん作ってくれました。本当に最近まで作ってくれていました。
子供たちのハロウィンの衣装も私がデザインを伝えて作ってもらったこともありました。
ひ孫にあたる私の子供達を本当にかわいがってくれて、とてもやさしいおばあちゃんでした。
はあ、寂しいです。
実は台湾に来てから台湾の親戚が亡くなるのは初めてなので、台湾のお葬式文化が全く分かりません。いつかは経験するんだろうとは思っていましたが、こんなに早いとは思ってもみませんでした。
台湾のお葬式(家は仏教徒)は日本とは少し違い、人が亡くなったからと言ってすぐにお葬式にはなりません。
7日ごとに拝み、4サイクルが過ぎた後に日を見てお葬式の日どりを決めるようです。
その拝む日も、故人が家に帰ってくる日、子供が拝む日、孫が拝む日など決まりがあるようです。
お葬式までも期間があり、その間に喪主などを記したお葬式の案内も作ります。
喪主となる人は、ひげをそらない。精進料理を食べる。喪中は人の家に入ってはいけない。故人を拝むときは全身黒い服を身に着けるなど、今まで知ることのなかった新たな知識を身に着けています。
驚いたのは、喪主の判断によりますが、今はお葬式のときの香典は一切受け取らないのが主流だそうです。
同じ仏教徒と言っても、やはり文化がかなり違っています。
あまり経験したくありませんでしたがこれも台湾で生きていく上では必要な経験です…。おばあちゃんが教えてくれる最後のことと思って親戚のおじさん、おばさんがしていることを遠くから見て学ぼうと思います。