ニーハオTaiwan

台湾現地妻による台湾情報ブログ

片づけが苦手な嫁と物を捨てられない台湾人の話

 

こんにちはUBです。

 

台湾の現地校に通う子供達が冬休みに入り、習い事などいろいろスケジュールを組みましたが、やっぱりいつもよりなんとなく気持ちが忙しい日々を送るUBです。そんなわけでブログもご無沙汰してしまいました。

 

今日は私と私の家族の大掃除の話です。

日本は年末になると大掃除をするのが一般的ですよね。台湾は旧正月が日本の正月のような感じなので、大掃除は旧正月の前にします。

今年の旧正月は2月中旬なので、2月に入ってから大掃除をする人が多いと思います。

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年末に向けて窓ふきを依頼している人も多いような気がします。

 

何度か書いている気がしますが、私は片づけが本当に苦手です。一人暮らしの時代は部屋が汚すぎて友達を家に呼べないレベルでした…。そんな私ですが、嫁になり、母になり、私が片づけをしなければ永遠に家がきれいになることがないと気が付いたのでした…。

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そんなわけで、「苦手」と言い訳をしつつもやらなければなりません。片づけをしたほうがいいという感覚はかろうじて私にもあります。とはいえ苦手なものは苦手で、すぐなまけ根性が出てしまうので、毎年旧正月の前の一か月、カレンダーに一日一か所ずつ掃除する場所を書いて大掃除を進めます。

 

ものにはあまり執着のない私ですが、こどものおもちゃや洋服を整理するのはとても苦痛です。「あの時親が買ってくれたおもちゃだ」「あの時これが出来なくて泣いてたな」など、物と一緒に思い出がよみがえります。でも、もう使わないし、汚れていて他人におさがりもできないので、「破棄」という選択肢以外にありません。それを捨てるというのは、とてもストレスです。

 

洋服は以前紹介した古着回収BOXに入れ、世界の誰かの役に立てばと思うことで少しは気持ちが軽くなります。

www.nihaotaiwan.net

 

私のテリトリーである家はストレスを感じながらもそうして大掃除を進め、綺麗になった場所を子供に見せて「きれいになった!!」とほめてもらい、ストレスを吹き飛ばし、モチベーションを高めます。低レベルな母です。

 

ちなみに夫は、全く片づけをしていない場所を見て、「物が少なくなったね」などと的外れなことをいうので、褒め言葉は全く期待しません。褒められも感謝もされませんが、すごく散らかっていても「別に片付けなくてもいいのに」とも言ってくれるので、私にとってはとても無害でありがたい存在です。

 

私たちは義実家と同じマンションの別の階に住んでいます。「近距離別居」的な感じで義実家との距離がとても近いです。子供たちは毎日義実家の義母のところに行きます。そして、主人と義母の会社もほとんど第3の家のような環境です。

義実家には子供たちのおもちゃがたくさんあり、会社は通常業務が忙しいので、大掃除は毎年私が担当しています。

 

そんなわけで、自分の家の他に義実家のおもちゃスペース、会社も大掃除をします。

 

義実家は、ハウスキーパーを週に一度お願いしていて(台湾ではとても一般的なことです)、その人が窓の大掃除などをしてくれる上、義母と義兄のスペースは私には関係のないことなので、触りません。

 

前置きが長すぎましたが、ここからが本題です。

私は片づけは苦手ですが、子供のおもちゃや洋服のような思い入れがない限り、捨てるのはあまり苦になりません。捨てないときれいにならないと思っているので、捨てます。

ですが、義家族は違います。一体いつ使うの?これ、私が嫁に来てから10年間置いてあるけど、一度も触ってないよ?絶対にもう使わないよね??というものがたーーーーーーーーーーーーーーーーーくさんあります。義実家も会社も私のテリトリーではないので、一切手を出しませんが、いらないものを捨ててすっきりしたい気持ちに毎年なります。

 

台湾で義家族をお持ちの皆さん、台湾の人、モノをため込む傾向にありませんか?

 

家の家族だけですか?

 

先ほど家にとって会社は第三の家と書きました。会社にもたくさんものがあります。

銀行でもらった貯金箱、なんかの記念品の皿、健康器具…たくさんありますが、毎年取り出して棚をふき、また仕舞うという作業を繰り返しています。捨てたくてうずうずします。義兄がとにかく物を捨てたくない人なので、私が掃除を始めると、勝手にものを捨てられやしないか、そわそわしだすのです…。人のテリトリーを侵食し、「勝手に物を捨てる嫁」のレッテルを貼られるのは心外なので、もう物を捨てる行為はやめました。良かれと思って捨てるのは有難迷惑かな…と。

 

捨ててもいいかを一応聞くと「捨不得…」「可惜…」「還可以用」、もったいない、まだ使える、そんな言葉が返ってきます。「んじゃいつ使うのさ?」とキレ気味に言いたくなりますが、無駄な口論をしても意味ないので、毎年そっとしまうのです。
 

 

家の台湾での家族構成は物を捨てられない義兄と義母、片付けるという概念もない夫、まだ小学生の子供達・・・です。

私の価値観からするとあまりにもいらない物が多いので、義母や独身の義兄が亡くなった後、一体誰がこれを片付けるのか…とぞわっと恐ろしくなることがあります。が、考えても仕方がないので今は見て見ぬふりをしておきます。

 

結局は愚痴で文章が終了するブログでした。

 今年も出して拭いてそっとしまう大掃除の最中です。